復職の流れとリワークプログラムとは?休職から職場復帰までのステップ

カレンダーを見ながらノートPCの前で復職の準備をする人の手元 基礎知識

このサイトでは退職ルートの情報を多く扱ってきましたが、休職から回復して元の職場に戻る「復職」も、もちろん選択肢のひとつです。この記事では、復職までの一般的な流れと、復職支援として使われる「リワークプログラム」について解説します。

復職までの一般的な流れ

復職は、主治医が「復職可能」と判断し、診断書を発行するところから始まります。その後、会社の産業医面談や人事・上司との面談を経て、実際の復職時期や働き方(時短勤務からのスタートなど)が決められていくのが一般的な流れです。主治医と産業医、会社側それぞれの視点が異なることもあるため、複数回のすり合わせが必要になる場合もあります。

リワークプログラムとは

リワークプログラムとは、休職中の人が職場復帰に向けて準備を行うための支援プログラムです。症状の安定や再発予防を目的としており、医師や看護師、心理職などの専門スタッフが関わりながら進めます。職場に近い環境の中で、業務に必要なスキルの維持・向上や、コミュニケーション能力の回復、決まった時間に活動するリズムづくりなど、復職後を想定した準備を行います。

リワークには3つの種類がある

  • 医療リワーク:精神科の病院やクリニック、デイケアなどで実施されるもの
  • 職リハリワーク:地域障害者職業センターが実施するもの
  • 職場リワーク:企業が独自に実施するもの

利用期間は個人の回復状況によって幅がありますが、おおむね3ヶ月〜1年程度が目安とされています。すべての人が必ず利用する必要があるものではなく、主治医と相談しながら、自分に合った準備方法を選ぶことが大切です。

復職後、また体調を崩さないために

復職を焦って、以前と同じペースにすぐ戻そうとすると、再び体調を崩すリスクが高まります。時短勤務や業務量の調整など、段階的に元のペースへ戻していく方法を、産業医や上司と相談しながら決めていくことをおすすめします。休職中の過ごし方(回復段階ごとの目安)についてはこちらの記事も参考にしてください。

復職以外の選択肢も並行して考えておいてよい

復職の準備を進めながらも、「やはり今の職場には戻れない」と感じることもあります。復職に向けて動き出したからといって、退職や転職という選択肢がなくなるわけではありません。どちらの道に進むにしても、原因が本当に解決しているかどうかを軸に判断することが大切です。転職先の再発防止についてはこちらの記事も参考になります。

まとめ

復職は、主治医の判断→産業医・会社との面談→実際の復職という流れで進みます。リワークプログラムは、その準備段階を支援してくれる制度であり、必要に応じて活用を検討する価値があります。復職と退職・転職のどちらが正解ということはなく、自分の状態に合った道を、焦らず選んでいってください。

※この記事は一般的な情報整理を目的としており、個別の症状や復職の判断については主治医・産業医にご確認ください。

にげキャリ編集部

実際にパワハラを理由とした休職・退職を経験し、失業保険や職業訓練などの制度を自分で調べながら次のキャリアへ進んだ経験をもとに、「逃げてもいいキャリア論」を運営しています。プライバシー保護のため個人が特定される情報は非公開としていますが、記事の内容はできるだけ公的な一次情報を確認したうえで発信しています。

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