このブログでは、休職した本人の視点で書くことが多いのですが、今回は少し角度を変えて「家族側」から見た適応障害休職について書いてみようと思います。私自身が休職した際、配偶者がどんな景色を見ていたのか、後から聞いた話も交えてまとめます。
「様子がおかしい」に気づいてから診断までの間
配偶者いわく、最初に違和感を覚えたのは、休日の過ごし方が変わったことだったそうです。以前は自分から予定を立てていたのに、何をするにも「別にいい」「どっちでも」と言うようになり、平日の朝は明らかに顔色が悪いのに「大丈夫」としか言わない。本人(私)は「頑張れば何とかなる」と思い込んでいたのですが、横で見ていた配偶者のほうが先に異変に気づいていた、というのは後から聞いて驚いた点です。
「病院に行ってほしい」と伝えるタイミングも悩んだと言っていました。強く言いすぎると追い詰めてしまう気がするし、かといって黙って見ているだけでは状況が悪化していく。結局、「一緒に病院を調べてみようか」と、決断を迫るのではなく提案する形で背中を押してくれたのが、当時の自分にはちょうどよい距離感でした。
休職が決まってからの家庭内の変化
休職が決まった直後は、正直ホッとした気持ちと、収入が減る不安が同時にありました。配偶者側も同じで、「これで少し休める」という安心と、「これからどうなるんだろう」という不安が入り混じっていたそうです。
特に配偶者が気を遣っていたのは、「早く元気になってほしい」という気持ちを、本人へのプレッシャーとして伝えないようにすることだったと言います。「そろそろ復職どうする?」と聞きたくなる場面でも、あえて聞かずに黙って様子を見ていた時期もあったそうです。良かれと思ってかけた励ましの言葉が、休職中の人にとっては重荷になることがある、というのは、支える側にとっても難しいバランス感覚が必要なところだと思います。
家族にもかかる、見えないストレス
休職中、家にいる時間が長くなると、家庭内の雰囲気そのものが本人の体調に影響されやすくなります。配偶者は「自分の言動で相手の調子が悪くなるかもしれない」と常に気にしながら生活していた、と話していました。これは想像以上に負担の大きいことだったはずです。
また、家計や今後の生活設計についても、本人の体調が優先される中で一人で抱え込みがちだったようです。傷病手当金の手続きや家計の見直しなど、実務的な部分を配偶者が黙って引き受けてくれていたことに、当時はあまり気づけていませんでした。
今、振り返って思うこと
休職を経験すると、どうしても本人の体調や気持ちに意識が向きがちですが、一緒に暮らす家族もまた、それぞれのやり方でストレスを抱え、支えようと試行錯誤しているのだと、今振り返って強く感じます。
もし今、家族が適応障害やうつ病で休職していて「どう接したらいいかわからない」と悩んでいる方がいたら、無理に励まそうとせず、「今日は何がしんどかった?」くらいの軽い問いかけと、決断を急かさない距離感を意識してみてほしいと思います。それだけでも、休職している側にとっては十分な支えになります。
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