リワークプログラムに実際通ってみた話|見えてきた本当の目的

体験談

復職を目指す過程で、実際にリワークプログラム(職場復帰支援プログラム)に通った経験について書きます。通う前に感じていた不安と、実際に通ってみて感じたことをまとめました。

リワークを勧められた時の正直な気持ち

休職から数ヶ月経ち、主治医から「そろそろリワークを検討してみては」と提案された時、正直あまり乗り気ではありませんでした。「わざわざ施設に通ってまでリハビリするほどなのか」「もう十分休んだから、直接職場に戻れるのでは」という気持ちがあったからです。

ですが、いきなり職場に戻って以前と同じように働けるイメージが正直湧かず、不安の方が大きかったのも事実でした。結局、「試しに見学だけでも」という軽い気持ちで、リワーク施設に足を運んでみることにしました。

実際に通ってみて驚いたこと

通い始めて最初に驚いたのは、「決まった時間に、決まった場所に通う」というだけで、想像以上に体力を使うということでした。休職中、生活リズムが乱れていたことに、実際に通ってみて初めて気づかされました。最初の数週間は、施設に着いた時点でかなり疲れてしまい、プログラムに集中するどころではない日もありました。

プログラムの内容は、軽い作業やグループワーク、体調管理の記録をつけることなどが中心でした。特に役に立ったのは、自分の体調の波を「見える化」する作業です。何時に起きて、どんな作業をして、どのくらい疲れを感じたかを毎日記録することで、自分がどんな状況で疲れやすいのか、客観的に把握できるようになりました。

同じ立場の人たちと過ごす時間の意味

リワーク施設には、自分と同じように休職中で復職を目指している人たちが通っています。最初は他人と関わること自体に緊張していましたが、同じ悩みを抱えた人たちと話す中で、「自分だけがこんなに苦しんでいるわけではない」と感じられたことは、想像以上に大きな支えになりました。

職場の人には話しにくい不安や弱音も、同じ立場の人たちとなら自然に話せたのも、リワークならではの良さだったと思います。

通ってみてわかった、リワークの本当の目的

数ヶ月通う中でわかったのは、リワークは「仕事のスキルを取り戻す場所」というより、「生活リズムと自分の体調管理の感覚を取り戻す場所」だということでした。復職後にまた同じように体調を崩さないために、自分の限界やペースを、施設という安全な環境の中で確認できたことが、一番の収穫だったと感じています。

もし今、リワークを勧められて迷っている方がいたら、「仕事に戻るための訓練」というより「自分の体調と向き合う練習期間」だと捉えて、まずは見学だけでも行ってみることをおすすめします。想像していたよりずっと、自分のためになる時間かもしれません。

にげキャリ編集部

実際にパワハラを理由とした休職・退職を経験し、失業保険や職業訓練などの制度を自分で調べながら次のキャリアへ進んだ経験をもとに、「逃げてもいいキャリア論」を運営しています。プライバシー保護のため個人が特定される情報は非公開としていますが、記事の内容はできるだけ公的な一次情報を確認したうえで発信しています。

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