休職を経て、そのまま同じ会社員という働き方に戻ることに迷いがあった時期があります。今回は、休職期間中にフリーランスという働き方を選んだ経緯と、実際にやってみて感じたことをまとめます。
「もう会社員には戻れないかもしれない」という不安
休職期間中、体調が少しずつ落ち着いてくると同時に、「このまま元の職場、あるいは似たような組織に戻って、また同じことになったらどうしよう」という不安が強くなっていきました。特に、決まった時間に出社し、上司の指示のもとで働くという「会社員としての働き方」そのものが、自分の体調に合っていないのではないかと感じ始めていたのです。
そんな中で選択肢として浮かんできたのが、フリーランスという働き方でした。ただ、いきなり「独立して稼ぐ」という大きな決断をしたわけではなく、休職中に体力を見ながら、できる範囲の小さな仕事から少しずつ始めた、というのが実際のところです。
最初にやったこと
最初は、クラウドソーシングサービスに登録し、簡単なライティングや事務作業の仕事を1日30分〜1時間程度から始めました。体調に波がある状態だったので、「今日は動ける」と感じた日にだけ作業をし、無理に毎日続けようとはしませんでした。
この「自分のペースで量を調整できる」という点が、当時の自分には何より合っていました。会社員だと、体調が悪くても決まった時間に決まった量の業務をこなさなければならないプレッシャーがありますが、フリーランスの仕事の一部は、自分の裁量で調整できる余地があったのです。
実際にやってみて感じた難しさ
もちろん、良いことばかりではありませんでした。収入が不安定になること、社会保険や税金の手続きをすべて自分で管理しなければならないこと、そして何より「孤独感」は、想像していた以上に大きな課題でした。会社員の頃は嫌でも人と関わる機会がありましたが、フリーランスになると、意識しないと誰とも話さない日が続きます。適応障害からの回復期にとって、この孤立は決して良い影響ばかりではないと感じることもありました。
また、「自分で仕事を取ってこなければ収入がゼロになる」というプレッシャーは、会社員時代とは違う種類のストレスでもありました。フリーランス=ストレスフリー、というのは幻想で、ストレスの種類が変わるだけなのだと実感しました。
今、フリーランスという働き方をどう捉えているか
それでも、体調と相談しながら仕事量を自分でコントロールできるという点は、休職からの回復期において大きな意味がありました。今は完全な独立ではなく、フリーランスの仕事と、体調に無理のない範囲の業務委託契約を組み合わせるような働き方に落ち着いています。
もし今、休職中や退職後に「会社員という働き方そのものが合わないのかもしれない」と感じている方がいたら、いきなり大きく舵を切るのではなく、まずは小さな仕事から、体調を見ながら試してみることをおすすめします。合う・合わないは、実際にやってみないとわからない部分も多いからです。
退職後のキャリアの選び方については退職後、すぐに転職活動をすべき?私が「学び直し」を選んだ理由を、資格を活かした働き先の探し方は適応障害で退職後、資格を活かしつつ近場で働き先を探す方法も参考にしてください。


コメント