転職活動中に適応障害が再発しかけた話|ペースを落として乗り越えた方法

体験談

休職・退職を経て、いざ転職活動を始めてみると、想像していなかったところで体調を崩しかけたことがありました。今回は、その時に何が引き金になったのか、どう乗り越えたのかを振り返ります。

「動き出せる」つもりでいたのに

休職期間を経て体調がある程度落ち着き、主治医からも「そろそろ動いてみてもいいかもしれない」と言われたタイミングで転職活動を始めました。自分としては十分に回復した感覚があったのですが、実際に求人を探し始めると、想像以上に神経を使う場面が多いことに気づきます。

求人票を読むだけで「またあの職場みたいな環境だったらどうしよう」と不安がよぎったり、応募書類の職歴欄に休職期間をどう書くか考えるだけで気が重くなったり。動き出す前は「ただ求人を探して応募するだけ」と軽く考えていたのですが、実際にはひとつひとつの作業に、思っていたよりずっとエネルギーを使っていました。

再発の兆候が出たタイミング

特にきつかったのは、面接が2社続けて不採用になった時期です。頭では「不採用はよくあること」とわかっていても、休職・退職の経緯を面接でうまく説明できなかったのではないかという後悔が消えず、夜眠れない日が続きました。朝起きた瞬間から気分が重く、休職前と同じような感覚が戻ってきているのに気づいたときは、正直かなり怖かったです。

「せっかく動き出したのに、また振り出しに戻るのか」という焦りもあり、それがさらに調子を悪化させる悪循環にもなっていました。

踏みとどまるためにやったこと

そこで一度立ち止まり、いくつかのことを意識的に変えました。

  • 応募する求人数に上限を決め、一気に何十件も応募するのをやめた
  • 面接の予定を詰め込みすぎず、1週間に1〜2件までにペースを落とした
  • 不採用の連絡が来ても、その日のうちに次の求人を探すのをやめて、まず気持ちを切り替える時間を作った
  • 主治医に転職活動の状況を正直に伝え、必要なら活動のペースを落とす判断を一緒にしてもらった

特に効果があったのは、主治医に「転職活動でしんどくなっている」と正直に話したことでした。第三者に状況を整理してもらうことで、「今は少しペースを落とすべきタイミングだ」と客観的に判断できたのが大きかったです。

振り返って思うこと

今振り返ると、休職からの回復と、転職活動というストレスの高い活動を同時に進めようとしていたこと自体に無理があったのだと思います。「動けるようになった=以前と同じペースで動いていい」わけではない、というのは、実際に再発しかけてみて初めて実感したことでした。

もし今、転職活動中に体調の波を感じている方がいたら、「応募数」や「面接の頻度」を意識的にコントロールしてみることをおすすめします。急がなくても、ペースを落としても、転職活動はやり直せます。無理をして再発してしまう方が、結果的に遠回りになってしまうからです。

転職先での再発を防ぐ見極め方については転職先でまた適応障害になったら?再発を防ぐ転職先の見極め方を、転職エージェント選びについては適応障害・うつ病経験者向け転職エージェント比較|無理のない働き方を探すにはもあわせて参考にしてください。

にげキャリ編集部

実際にパワハラを理由とした休職・退職を経験し、失業保険や職業訓練などの制度を自分で調べながら次のキャリアへ進んだ経験をもとに、「逃げてもいいキャリア論」を運営しています。プライバシー保護のため個人が特定される情報は非公開としていますが、記事の内容はできるだけ公的な一次情報を確認したうえで発信しています。

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