休職に入った直後、「何をして過ごせばいいのかわからない」「働いていないことに罪悪感がある」と感じる方は多くいます。実は、休職中の過ごし方には回復の段階に応じたコツがあります。この記事では、罪悪感との向き合い方と、段階ごとの過ごし方の目安を整理します。
「休んでいることへの罪悪感」は誰にでも起こる
「休職経験があるのに、また有給消化までして辞めるのは図々しいだろうか」——こうした罪悪感の相談は少なくありません。しかし休職は、体調を回復させるために必要な治療の一環であり、怠けでも図々しさでもありません。罪悪感や焦りはそれ自体がストレスとなり、回復を遅らせる要因にもなります。「休養も今の自分に必要な仕事のひとつ」ととらえ、まずは体調を整えることを最優先にしてよいのだと知っておいてください。
回復の段階によって過ごし方は変わる
初期:無理に生活リズムを整えようとしない
休職直後の時期は、心身ともに大きく消耗している段階です。この時期に「規則正しい生活をしなければ」と無理に頑張る必要はありません。眠れるだけ眠り、何もしない時間を過ごすことも回復の一部です。生活リズムは、回復が進むにつれて自然と整っていくことが多いので、焦らないことが大切です。
中期:少しずつ規則的な生活を心がける
心身が落ち着いてきたら、起床・就寝時間を一定にする、軽い散歩をするなど、少しずつ生活リズムを整えていく段階に移ります。復職後の生活に耐えられる心身をつくる準備期間と捉えると取り組みやすくなります。
後期:復職を意識した活動を取り入れる
生活リズムが整い、日中の活動量が増えてきたら、図書館で数時間過ごす、決まった時間に外出するなど、通勤や勤務時間をシミュレーションするような活動を取り入れていきます。いきなり元の生活に戻そうとせず、段階を踏むことが復職後の再休職を防ぐことにもつながります。
お金の不安への向き合い方
休職中の収入面が不安な場合、有給休暇が残っていれば活用する方法や、健康保険の傷病手当金を申請する方法があります。傷病手当金の受給条件や申請方法はこちらの記事にまとめています。お金の不安を一人で抱え込まず、使える制度を早めに把握しておくと気持ちが落ち着きやすくなります。
やらなくていいこと
- 復職や転職の計画を急いで立てること
- SNSで元気そうに振る舞うこと
- 「早く治さなければ」と自分を追い込むこと
休職はゴールまでの期限が明確に決まっているものではありません。焦って結論を急ぐより、体調の波に合わせて過ごし方を調整していくことが、結果的に回復への近道になります。
まとめ
休職中の罪悪感は多くの人が感じるものであり、あなただけの問題ではありません。過ごし方には回復段階に応じた目安があるので、今の自分がどの段階にいるかを意識しながら、無理のないペースで過ごしていってください。
※この記事は一般的な情報整理を目的としており、個別の症状や治療方針については主治医にご確認ください。
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