適応障害やうつ病で休職・退職した経験があると、「次の面接でどう説明すればいいんだろう」という不安がついて回ります。隠すべきか、正直に話すべきか——この記事では、面接で退職理由を前向きに伝えるための考え方と、具体的な言い方を整理します。
※内容は一般的な考え方の整理であり、内定を保証するものではありません。状況に応じてキャリアの専門家に相談することもおすすめします。
基本の考え方:事実・回復・対策の3点を伝える
退職理由を伝えるときは、次の3点をセットで話すのが基本です。
- 事実:体調を崩して休職・退職したこと
- 回復:現在は回復し、主治医からも就労可能と判断されていること
- 対策:生活リズムやストレスへの向き合い方など、再発防止のために何をしているか
この3点を欠かさず話すことで、「過去に問題があった人」ではなく「問題を乗り越えて、今は対策も取れている人」という印象になります。事実だけを話して終わると不安が残り、回復や対策を話さないと説得力が弱くなります。
職場への批判は避ける
体調を崩した原因が職場環境や人間関係にあったとしても、面接で前職や元上司を悪く言うのは避けた方が無難です。事実であっても、聞き手には「他責的な人」という印象を与えてしまうことがあります。「業務量と体調のバランスが崩れてしまった」「環境を変える必要があると医師にも言われた」など、自分の状態を主語にした伝え方にすると角が立ちません。
履歴書・職務経歴書の書き方
空白期間がある場合、職務経歴書の最後に一行、次のように添えておくと自然です。
「〇〇年〇月〜〇〇年〇月:体調不良のため療養。現在は回復し、就業に支障はありません」
詳細な病名まで書く必要はありません。大切なのは「今は働ける状態である」ことが伝わる書き方にすることです。
面接での回答例
聞かれた際の回答は、たとえば次のような形が参考になります。
「前職では体調を崩し、療養のためにお休みをいただいた期間があります。現在は回復しており、主治医からも就業について問題ないとの判断をもらっています。当時の経験から、生活リズムを整えることや、無理を溜め込まずに早めに相談することを意識するようになりました。」
逆に避けたいのは、「もう二度と適応障害にはなりません」というような、コントロールできない未来を断定する言い方です。回復と対策を淡々と伝える方が、かえって信頼感につながります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 病名まで正直に話すべきですか?
病名を詳しく話す義務はありません。「体調不良」「療養」といった表現でも十分です。どこまで開示するかは自分の判断で決めて構いません。
Q2. 休職・通院していたことを隠して転職しても大丈夫ですか?
病歴そのものを企業側が調べる手段は基本的にありませんが、職務経歴書の空白期間について聞かれることは多いため、ある程度筋の通った説明を準備しておくと安心です。
Q3. 面接で聞かれるのが怖くて、転職活動に踏み出せません。
一人で準備するのが不安な場合は、キャリアコンサルタントやキャリアコーチングに相談しながら、自分なりの伝え方を一緒に整理してもらう方法もあります。無料の相談と有料のキャリアコーチング、何が違うのかも参考にしてください。
こんな人におすすめ
- 適応障害・うつ病での休職や退職経験があり、次の転職活動に不安がある人
- 面接で退職理由をどう説明すればいいか、具体的な言葉が欲しい人
- 職務経歴書の空白期間の書き方に悩んでいる人
実際に休職から退職に至った経緯はこちらの体験談に、職業訓練でのキャリア面談の様子はこちらにまとめています。
まとめ
退職理由の伝え方は、事実・回復・対策の3点をセットで話すことがポイントです。職場への批判は避け、自分の状態を主語にして話すと、前向きな印象が伝わりやすくなります。一人で準備するのが難しい場合は、専門家に相談しながら言葉を整理していくのも一つの方法です。
転職活動そのものの進め方に不安がある方は、適応障害・うつ病経験者向け転職エージェント比較もあわせてご覧ください。
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